「dry powder」は、文字通り「乾燥粉末」のこと。
だが、金融関係でそれは「すぐに使える資金(手元資金)」を意味する。
なぜか。
その場合の「powder(粉末)」は、かつて「火薬」のことだった。
戦時において、火薬が湿っていては即戦力とはならない。兵士らは常に火薬を乾燥させた状態に保っておくことが必要であった。
そうした意味から、あらかじめ準備万端ととのえておくことを、「keep powder dry(粉末を乾燥させておく)」と表現するようになった。
それが「現代の火薬」たる現金資金を手元に置いておくことにつながったのである。
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