2012年10月28日日曜日

しぶしぶカネを出す「cough up」


「cough」というのは「咳(せき)をする」という意味だが、後ろに「up」がつくことで、「痰やツバを吐き出す」という意味になる。

その意味がくだけて、「払いたくはないけど、払わなければならないお金」を「いやいや支払う」という意味に。


辺鄙なところ「in the sticks」


「stick」というのは「小枝」という意味で、木こりの間のスラングでは「一本の木」を意味するとのこと。

すなわち、「the sticks」はもともと「木のたくさん生えたところ」を指す言葉で、それが「田舎」や「辺鄙なところ」を表すこととなったようである。


2012年10月22日月曜日

そそのかす「egg on」


「egg」といえば「卵」、それがなぜ「そそのかす」となるのか?

じつは、「egg on(そそのかす)」のeggは、もともと「edge」が変形して綴られたものらしい。つまり、元々は「edge on」であり、「人に何かをさせる」という意味だったのだそうだ。

なるほど、「egg」と「edge」の綴りが似ていただけで、「egg on(そそのかす)」には「卵」というニュアンスは一切なかったというわけだ。





2012年10月20日土曜日

高揚した日々「heady days」



「heady」という単語は「頭(head)」の形容詞のように見えるが、元々は「headstrong(頭に来る)」という言葉だったのだそうだ。

頭に来るのは「怒り」ばかりではない。「酒」が来ればクラクラするし、「良い刺激」が来ればインスピレーションが湧くかもしれない。「heady」の意味は「すぐに酔わせる・高揚した・刺激の強い」などなど。

「酒と泪と…」






秘密交渉「negotiations behind closed doors」



「閉じられたドア(closed doors)」の向こう(behind)では…。

「behind closed doors」には「密室で、非公開に、水面下で」などなど、料亭の談合を思わせる雰囲気がある。




2012年10月18日木曜日

不平不満「beef」


なぜ、「beef(牛)」が不平不満という意味になるのか? 

その手がかりとなるは、beefの語源がラテン語の「bos, bovis(牛)」ということぐらいで、詳しくは不明。1880年頃からスラングとして「不平」の意味をもつようになったと言われている。たとえば、「What's your beef?」で「何か文句(不満)でもあるの?」という意味になる。 

日本での不平不満は「ブーブー」だが、確かに「も〜」というのも、しょうがない的な不平であるが…。 ひょとすると、レストランで出てきたビーフ・ステーキが小さすぎて文句を言ったとか? ←適当。