2014年6月4日水曜日

手元資金「dry powder」



「dry powder」は、文字通り「乾燥粉末」のこと。

だが、金融関係でそれは「すぐに使える資金(手元資金)」を意味する。



なぜか。

その場合の「powder(粉末)」は、かつて「火薬」のことだった。

戦時において、火薬が湿っていては即戦力とはならない。兵士らは常に火薬を乾燥させた状態に保っておくことが必要であった。



そうした意味から、あらかじめ準備万端ととのえておくことを、「keep powder dry(粉末を乾燥させておく)」と表現するようになった。

それが「現代の火薬」たる現金資金を手元に置いておくことにつながったのである。




2013年2月22日金曜日

屋根裏「attic」


「attic」とは元々、アッティカ(Atika)、つまりギリシャのアテネ(Athens)のことであった。

それがなぜ、屋根裏に?

ヒントはギリシャの神殿にある。正面から神殿を見ると、何本もの白い柱の上には、屋根の下に三角形の部分が見える。

それがあたかも屋根裏部屋のように見えるのだ(傾斜した屋根と天井のスキマ)。






ありきたりの「bog-standard」


「bog」とは沼地を意味する単語だが、イギリスでは俗に「トイレ」という意味もある(沼にウンコをするわけでもなかろうが…)。

そして、「bog」の後ろの「standard(スタンダード)」は、文字通り「規格」という意味だ。



ではなぜ、「トイレ規格(bog-standard)」が「ありきたりの」となるのか?

それは昔々のイギリスでは、トイレといえば「セラミックの白いモノ」という同じ規格のものしかなかったからだそうだ。

しかし、今でもトイレはそんなもんだ。赤や黄色のトイレになぞ、そうそうお目にかかれるものではない…。






変人「squirrel」


「squirrel」というのは動物の「リス」のことである。

そんな可愛いリスちゃんが、なぜに変人扱いされるのか?



それはリスの主食である「木の実(ナッツ)」に原因がある。

英語の「ナッツ(nuts)」には「気違い」の意味があり、リスはそのナッツを毎日のように食べるのだから、きっとリスも気違いに違いない。

そんなトバッチリを、外国のリスちゃんたちは受けていたのであった…。



 

2012年11月25日日曜日

無駄な飾り「the icing on the cake」


「icing」というのは、「氷(ice)」ではなく、お菓子のうえに雪を降らせたようにかけられた砂糖のこと。

甘いお菓子の上に、さらに甘い砂糖をかけるのだから、それは「無駄」ともいえる。と同時に、甘いもの好きにとっては、喜びのうえに「さらなる喜び」が加えられることになる。




2012年10月28日日曜日

しぶしぶカネを出す「cough up」


「cough」というのは「咳(せき)をする」という意味だが、後ろに「up」がつくことで、「痰やツバを吐き出す」という意味になる。

その意味がくだけて、「払いたくはないけど、払わなければならないお金」を「いやいや支払う」という意味に。


辺鄙なところ「in the sticks」


「stick」というのは「小枝」という意味で、木こりの間のスラングでは「一本の木」を意味するとのこと。

すなわち、「the sticks」はもともと「木のたくさん生えたところ」を指す言葉で、それが「田舎」や「辺鄙なところ」を表すこととなったようである。


2012年10月22日月曜日

そそのかす「egg on」


「egg」といえば「卵」、それがなぜ「そそのかす」となるのか?

じつは、「egg on(そそのかす)」のeggは、もともと「edge」が変形して綴られたものらしい。つまり、元々は「edge on」であり、「人に何かをさせる」という意味だったのだそうだ。

なるほど、「egg」と「edge」の綴りが似ていただけで、「egg on(そそのかす)」には「卵」というニュアンスは一切なかったというわけだ。





2012年10月20日土曜日

高揚した日々「heady days」



「heady」という単語は「頭(head)」の形容詞のように見えるが、元々は「headstrong(頭に来る)」という言葉だったのだそうだ。

頭に来るのは「怒り」ばかりではない。「酒」が来ればクラクラするし、「良い刺激」が来ればインスピレーションが湧くかもしれない。「heady」の意味は「すぐに酔わせる・高揚した・刺激の強い」などなど。

「酒と泪と…」






秘密交渉「negotiations behind closed doors」



「閉じられたドア(closed doors)」の向こう(behind)では…。

「behind closed doors」には「密室で、非公開に、水面下で」などなど、料亭の談合を思わせる雰囲気がある。